September 21, 2004

ばっかり食べ

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「ばっかり食べ」という言葉を初めて聞きました。どうも、おかずやご飯をあれこれ食べず、一品づつ食べていく事を差すようです。

子供に多いらしいのですが、例えば、
・ハンバーグの付け合わせだけを全部食べて、お米を全部食べて、最後にハンバーグを食べ続ける。
・納豆定食で、納豆だけを先に食べ、次にお米を食べ、最後に味噌汁を一気に飲む。
という食べ方をする人が増えているのだそうです。

思えば、ボクもこれに近い食べ方をしているかも知れないと気付きました。サラダや味噌汁は最後に食べる癖があると思います。でもハンバーグであれ納豆であれ、メインはご飯と一緒に食べます。その方がおいしい♪
ボクの場合、なるべく皿を汚さないようにそうなったような気がします。他にも残した時に見てくれが良いようにですね。ラップをかけてまた後で食べるように。

昔、坂本龍一さんが「笑っていいとも」のテレフォンショッキングでのトークで話していたことを思い出しました。
どうも飛行機に乗って移動をしていたらしいのですが、上空で食事の時間になり、機内食で「ざるそば」が出来てきたそうです。近くに白人の老婦人が座っていて、どういうわけかまず「つゆ」を全て飲み、そして「ねぎ」を食べ、最後に「麺」を食べたのだそうです。
想像しただけでもおいしくなさそうです。「つゆだけ→明らかにしょっぱい」「ねぎだけ→辛い」「麺だけ→ぽそぽそして味気ない」。
それでもそのお婆さんは、まずそうな顔もせずだまって食べ切ったそうです。(エライ)どうやら「つゆ→スープ」「ねぎ→サラダ」「麺→スパゲティ」のように思ったのではないかと坂本龍一さんは言っていましたが、その時は「面白かったので(食べ方を教えず)黙って見てた」そうです。(笑)
今考えると、これも「ばっかり食べ」ですよね。

この「ばっかり食べ」、一部では「食文化の危機」と言う人もいるようです。確かに普通の和風の定食は単体で食べると味が濃すぎたり薄かったりです。でも日本には牛丼など「丼物」の文化もあるので、また戻るのではないかと思いますが。
和食の作法では左手(箸を持たない手)は、味噌汁を持つ時以外、お米の茶わんをずっと持ちっぱなしなのだそうです。これは知りませんでしたが、この方が利にかなってて美しいでしょうね。

そういえば、酒をかなり飲む人はあまりお米を食べない気がします。(飲む時だけかも知れませんね)

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