September 22, 2004

華氏911

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久しぶりに映画館で映画を見ました。前からとても興味があったので見て来ました。
結論から言ってとても良かった。

とても一言で言い表せるようなものではないけれど、皮肉たっぷりでショッキングであり、マイケルムーアはとにかく戦争を辞めさせたいのだと感じました。
きついブラックユーモアのように感じる所も随所にあって、英国的な(Mr.ビーンや、モンティ・パイソンのような)雰囲気がしてにわかには笑えない所もあったし、日本人には解説がないと分かりづらいなぁとも思いました。しかし、意図している事は何となく分かります。

「反ブッシュ」と言っても「お手柔らかに」事実を並べているだけと感じるので、アメリカで批判されていた理由がピンと来ません。これだけでもブッシュ推進過激派にとっては脅威なのかも知れませんね。911同時多発テロの「おかしな点」は沢山あるようです。

マイケル・ムーアの前作「ボーリング・フォー・コロンバイン」はまだ見てないのですが、こちらの方が評価は高いのでしょうか。今度借りてきて見てみたいと思います。

そういえば「自衛隊のイラク派遣」も既成事実化してきてます。憲法違反なのに。昔からアメリカの言いなりという感じですね。
他にも沖縄での米軍ヘリ墜落で日米地位協定の見直しが議論されてます。以前にも「米軍兵士による少女レイプ事件」が2回ぐらいあったと記憶しています。いつまで日本には占領軍がいるのかしら。米政府は「日本を守ってやってるという名目」があるかも知れませんが。

「華氏911」で流れるロックの名曲の数々も、ロックファンならニヤニヤしてしまいます。これだけでも何だかマイケル・ムーアが好きになりました。

そして映画を見たらちょっと気になる他の人の意見。こちらは町山智浩さんの日記より。


ムーアの目的はいい映画を作ることでも、
公平なジャーナリズムでもない。
ブッシュを一刻も早く止めさせること、
少しでも無駄な犠牲を減らすことなのだ。

目の前で人が死んでいくのを止めるため、ありとあらゆる手段を尽くしている男を見ながら、したり顔で腕を組んで「映画としては…」なんて「批評」してる場合か?
今も人が無意味な戦争で死んでいるし、
その間に、本当に悪いテロリストどもは民間人を生きたままを首切って遊んでるんだよ。
それをなんとか止めようとしている映画に「うーん、これは映画としてアレですね」なんて偉そうに言ってる場合か?


アメリカはカリフォルニア在住の方が
その通りだと思います。最も説得力がありますね。

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