October 14, 2004

鳥のように自由に

カテゴリー: Diary / 0 コメント: 投稿する / 見る

今年の10月、東京は良く雨が降ります。先日の台風はすごかったですね。こんなにすごい台風が東京を直撃したのはちょっと記憶にありません。大体10月に台風が来る事自体珍しいのに、あんなに大きな台風というのも、今年の猛暑も、やはり少し気候が異常なのでしょうか。

その直前には関東地方にかなり大きな地震がありました。ボクは丁度、駅前でお酒を飲んでいたのですが、思わずグラスを持ち上げてしまいました。でも、他の人の記述でも「地震があった時、思わずノートパソコンを持ち上げてしまった。」という人がいたようで、ボクだけではなかったようです。
家に帰ってみると、やはり色々な物が倒れていました。
その中でも、今は亡き親父が愛していた「木彫の人形」が倒れて破壊されてしまいました。

木彫の人形

この人形は、木彫が好きなお袋のために、親父がアフリカはケニアで買ってきたものだったのだけれど、肝心のお袋はあまり好みではなかったという可哀想な人形です。そのせいか、とても愛着があったようです。
高さ30cm弱、幅・奥行き3cm程度という、とても安定性の悪いものなので地震が来ると必ず倒れる「困ったちゃん」なのでした。しかし親父は、倒れても被害が少ない低い所に置かれる事を好まず、必ず元通り高い位置に戻していました。それが、この度の地震で再び落下し、破壊されてしまいました。

PICT1500b.jpg

右側の木彫は被害がなかったのですが、左側の木彫が破壊されました。右腕のひじから先が無くなっていますが、これは以前の地震で折れて紛失したものです。今回は左側の人の左ひじ、そして両つま先が折れて、分離独立してしまった物をボンドで修復しました。ちなみに「斧の先っぽ」もご覧の通り、吹っ飛んでいたものをボンドで接着しました。ここは以前にも折れたためか、きれいに修復出来ませんでした。

今年は他にも9月中、愛車のバイクを盗難されました。やはり今年はあまり良い年ではないのだろうと思われます。今年も残り2ヶ月半、この先一体どのような不運が自分を待ち受けてるのか、なかばワクワクして突入しようと思います。(バイク盗難は不運で片付けるものではありませんが)

今日は何となく、ビートルズの「Free As A Bird」を聴いていました。
この曲は1995年に「ビートルズ25年ぶりの新曲」として発表された曲です。同時に発表された「Real Love」と共に、ビートルズの名に恥じない名曲です。この時は解散25周年企画として「アンソロジー」が有名ですね。
発売当時から心に染み込んでくる感じの、泣ける曲だなぁと思って聴いていました。でも今は「あぁ今はジョージもこの世にはいないんだ。」と思うと、イントロのスライド・ギターが痛いほど心に響きます。
ありがとう、ジョン。ありがとう、ジョージ。ありがとう、ポール。ありがとう、リンゴ。
素晴らしい音楽をどうもありがとう。

Comments