今日、親父に自伝を書いてくれるよう執筆を依頼した。
以前から頼もうと思っていた事だったが、なかなか言い出せずにいた事だった。
だがもう残された時間が少ないと思うので、思いきって切り出してみた。
親父、お袋、そして祖父母が生きた時代を、なるべく知りたいと思っている。
現代とは全く違う、戦争と激動の時代を生きた人達である。
親父は快く引受けてくれた。
自分にとってだけでなく、大切な記録となると思う。
かたくなに断固戦争反対を唱える親父やお袋の気持ちも不肖ながら分かってあげられるのではないかと思う。
今はただ、残された時間で精一杯親孝行をしたいと思う。
自分は一体何をしてあげられたのだろう。悔しい。たとえ親孝行をしていても悔しいのかも知れない。