›May 01, 2004

2004.5.1 (土)

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昨日、あるいはおとといか、親父が半袖になっていた。多分風呂上がりだったかと思う。
久しぶりに見た親父の二の腕は、木の枝のように細かった。
子供の頃は良く力こぶを見せてくれた腕だった。どうしても腕相撲で勝てない腕だった。
いつの間にこんなに細くなったんだろう。ショックだった。

どうやら自費出版で本を残すことになったようだ。以前から月刊誌に執筆していた内容も含めるようで、そのコピーを読ませてもらっている。息子だからという「贔屓目(ひいきめ)」もあるのかも知れないが、とても面白い。というか、こんなの書いてたの今まで知らなかったぞ。
生まれた時から海外で育った自分と違って、親父もお袋もイタリア在住初期はかなり苦労をしてたんだね。親父も長い人生の間、数々の友人の死を経験してきていたんだね。
その人達のためにも、いや自分のためだけで良いから、書いて残していって欲しいと思う。
親父がいて、親父と共に同じ時代を生きた人達がいる。
自分は親父としてだけではなく、先人としてあなたたちの生きた時代を知りたいと思う。
その足跡があって、今があるのだから。